放浪人の物好き日記

生きる。導かれるままに生きる。

厳しい滝修行に潜む優しさ

オランダの平日。

1月8日、月曜日。

 

今日はLinkedInを使って、求人への応募をしていた。

18時から、ずーーーーーーーー〜っと一時間くらい。

 

そうすると「ないない症候群」になるわけです。

あれがない、これがない。

 

例えば、僕の場合。

修士号 or 博士号 がない

SQL を使ったことがない

Hadoop, spark, 機械学習は専門ではない

・Working experience が足りない

オランダ語がわからない

・ドイツ語がわからない

・フランス語がわからない

などなど。あげればキリがないのです。

 

 

シャワーを浴びてから、夕飯!

アメリカンチキンハンバーグを食べてから、ふと考えるわけです。

 

ないないない〜〜〜

(モヤモヤ)

 

 

ふと思い立って、仙人のブログを読みました。↓

今日の新しい記事が更新されていた。

mylifeisbeautiful.hatenablog.com

 

仙人は、こうおっしゃるわけです。

甘えることで、優しさを学びなさい。

優しさの渦に突っ込みなさい、と。

生きていれば、なんでもできるのだ、と。

 

 

…ここまで読んで気になる方は、読み進む前にリンク先を。

そのほうが、スッキリ理解が進むと推測します。

 

 

さてブログを読んで、ふむふむしてから、筆者は気づいてしまったのです。

「あー、なるほど。」

その後、一人で大爆笑。

 

 

筆者の気づきは、自らの選択が優しさであったこと。

 

 

まず筆者は、極端な想像を試みます。

筆者に奇跡が起きて「ないない症候群」を克服した。

「あるある」の状態。

なんでも、あるぜ。

これもできる、あれもできる。

すごいぜ、すごいね。

 

 

さて、そんな自分を想像して、気づいたことがあります。

 

・・・

 

十中八九、それって楽しくない。

 

 

うん?

 

今なんて?笑

 

 

お分かりでしょうか。

筆者は「あるある状態」の自分を想像した。

そして、仕事選び放題、オファーもらい放題を想像した。

そして、そんな現実がきたら嫌だと、幻滅した。

 

なんだ、そのオチ。

この衝撃的な結末に、共感していただけるだろうか。

 

この大爆笑が示すこと。

 

それは「できないから、やっている」んだよね。

 

 

つまり、

「世間が冷たいから、厳しいから」ではなく、

「自ら厳しい場所を好んで選ぶ」という甘え。

 

できねえーって、簡単にできるはずがない。

だって、簡単にできることだったら、自ら選ばないもん。

 

ここで、厳しさと優しさが二項対立であったと仮定しよう。

厳しさの反対が優しさであったなら。

筆者は「ないない」と現実の厳しさを嘆いた。

そして、その見せかけの厳しさは、甘えを許す優しさであった。

 

 

ここに大転換が存在する。

仙人の言葉を借りれば「自分で厳しさに突っ込んでいく」から「自分で優しさに突っ込んで、幸せであろうよ!」ということである。

 

自分の突っ込む先が、厳しさの衣を纏った優しさであった。

 

まあ、それではすぐにできなくても、しょうがないな。

だって、初めから簡単にできない仕様なのだ。

 

それは、ソードアートオンラインのレベル上げに似ている。

自分のレベルから考えると、ちょっと難易度の高い迷宮区を歩く。

出てくる敵がめっぽう強い。

 

・・・当たり前だ。そこを歩いているのだから。

 

まあ、たまには文句を言いながら、手強い迷宮区を歩くのも悪くない。

文句をいう対象がある、というのは素晴らしいことだ。

 

 

 

「ないない」はなくなることがない。

「世の中の全てのことができるようになる」ことはない。

 

「ないないの壁」は変わらない。

それでも、きっと自分の欲しいものはすでに手元にある。

そんな気づきのシェアでした。

 

先日は、Amsterdam でインタビューでした。

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Have a nice day!